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情報公開

運営推進会議

ひなたぼっこ げんき(第3回 令和5年5月17日)
第3回運営推進会議

 事業者        特定非営利活動法人ほのぼのセンターひなたぼっこ 
 事業所        ひなたぼっこ げんき(地域密着型通所介護)      甲賀市水口町本綾野566番地の1
 開催日時     令和5年5月17日 15:00 ~ 16:00 
 開催場所     ひなたぼっこ げんき
 出席者     家族代表  東名坂民生委員     知見者  水口地域包括支援センター
                  事業者  理事長・管理者・事務局
  

 
1.    法人の運営状況
「ひなたぼっこ」は設立から21年目を迎え、これからの安定的な事業継続を目指して、管理体制の変革に取り組んでいます。令和4年10月の「かつらぎ」管理者の交代に続いて、本年度中に、居宅介護支援事業所の管理者および事務長の交代を予定しています。管理体制の若返りを図り、多様化する高齢化社会の期待に応えていきたいと考えています。引き続きご支援いただきますようよろしくお願いいたします。
昨年度大きく落ち込んだ介護収入は一昨年と同程度まで回復しています。
「かつらぎ」はようやく利用数が戻ってきましたが、令和4年11月~令和5年2月までのコロナ第8波の影響もあってか、冬期の利用減少が大きくなりました。3月、4月は回復してきています。
「こもれび」は、利用者減少が止まらず、令和4年12月の理事会において、令和5年3月末を以て廃業という結論に至りました。
 「こもれび」の6名の利用者のうち、3月から3名は「かつらぎ」に、1名は別の認知症対応型デイサービスへ、1名は特養に入所、1名は利用中止となりました。
「こもれび」の施設の一部の間仕切りを撤去し、機能訓練スペースを拡張する改修工事を行い、6月から、新「かつらぎ」として運営を行う予定です。
平成17年から運営を始めた「かつらぎ」は、古い民家を利用した施設であり、何度か改修を加えていますが、設備の老朽化が進んでいます。移転により、安全、快適に過ごしていただけるようになると思います。
「つちやま」は利用者が順調に増えています。年末に新型コロナ感染症のクラスターが発生したため、12月28日、29日の2日間臨時休業させていただくこととなりましたが、全体としては、入院や長期のショートステイ利用といったケースが少なく、一昨年、昨年を大きく上回りました。
「居宅支援事業所」は、昨年度から引き続き多くの方にご利用いただいておりましたが、法人の管理体制変更に向けて、新規利用者の抑制をすすめている為、徐々に減少してきています。

2.    「ひなたぼっこ げんき」の活動状況
「ひなたぼっこ げんき」では、要支援の方を対象とした緩和型デイサービスと要介護の方を対象とした地域密着型デイサービス、介護保険対象外のげんき倶楽部を実施しています。要支援の方の利用が圧倒的に多く、令和4年10月にサービス提供体制の変更を行い、要支援の利用枠を拡大しています。
4月30日時点の利用者様の内訳としては、緩和型が81人、地域密着型が21人、げんき倶楽部が10人となっています。
平均年齢は緩和型が83.3歳、地域密着型が83.3歳、げんき倶楽部が80.6歳となっています。全体の最高齢は99歳の女性で、毎週お休みされることもなく元気に通ってくださっています。
性別は、緩和型では圧倒的に女性が多い状態ですが、地域密着型では逆に男性の方が多い状態となっています。一般的にデイサービスでは男性の利用が少ないのですが、運動を中心とした「げんき」のようなデイサービスに対しては抵抗感が少ないのかもしれません。
介護度別では、事業対象者が11人、要支援1が46人、要支援2が23人、要介護1が13人、要介護2が7人、要介護3が2人となっており、要介護4・5の方はおられません。地域別では、水口町46人、甲南町40人、土山町18人、甲賀町7人となっており、非常に広い範囲の方々にご利用いただいています。
令和5年3月から「ひなたぼっこ げんき」に新たなスタッフとして、瀬古優斗君が加わっています。走り高跳び世界ランキング30位以内で、世界陸上やオリンピックを目指す現役選手です。水曜日午後の「げんき倶楽部」を手伝っています。

3.    今後の取り組み
「げんき」では、通常のマシン運動と貯筋運動の他にも脳トレや季節の行事、お買い物なども取り入れて、利用者様がマンネリにならないように今後も工夫を重ねていきたいと考えています。
法人としては、会議の冒頭で少し触れさせていただきました通り、これからの安定的な事業継続を目指して管理体制の若返りに取り組んでいますが、当面の最重要課題は介護職員の確保です。
 介護業界全体の人材が不足しており、簡単に解決できるものではありませんが、法人全体の存続にも関わる問題としてとらえており、さまざまな手段を以てこの難局を乗り越えていかねばと考えています。
当面の対策として、6月から「かつらぎ」では水曜日のサービス提供を休止することとなりました。

4.    意見交換
ž    エレベーターの開閉の操作を誤り乗り込もうとして扉が閉まる事故があった。矢印のような三角形よりも「開」「閉」と漢字の表記の方が操作しやすい。
ž    冷房の風が直接利用者に当たり、上着を持参する利用者もいる。冷房の設定温度をやや高めにしてほしい。(→「ひなたぼっこ げんき」付近をやや高めの温度設定にします。)
ž    本来の課題は認知機能の低下で何らかの支援に繋げる必要があるような場合、運動を切り口にすることで支援に繋げるやすい。
ž    事業対象者や要支援認定者については、状態改善しサービス利用を卒業することを目指している。しかしながら、卒業後の受け皿(活動や社会参
   加)がない場合も多い。
ž    地域では100歳体操を開催している。コロナ前では15名の参加者があったが、現在では10名となっている。会場までの移動が困難となっている。
ž    感染症の流行により閉じこもりが増え、認知機能の低下や筋力の低下が進んだ。その結果、認定件数が増えている。
ž    平和堂でのイベントが開催されると、「ひなたぼっこ げんき」の利用者が自発的に見学に行くこともある。
ž    利用時の写真があれば、利用時のことを忘れていても家庭内で「げんき」で取り組んでいる話題ができる。



「次回の運営推進会議」は 令和5年11月15日(水) 15時00から実施予定。
特定非営利活動法人
ほのぼのセンター ひなたぼっこ
〒520-3321
滋賀県甲賀市甲南町葛木397番地
TEL.0748-86-8875
FAX.0748-86-8876

 
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