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情報公開

運営推進会議

ひなたぼっこかつらぎ・ひなたぼっここもれび (第9回 令和4年11月15日)
第9回運営推進会議

 事業者        特定非営利活動法人ほのぼのセンターひなたぼっこ 
 事業所        ひなたぼっこかつらぎ (地域密着型通所介護)      甲賀市甲南町葛木397番地 
                  ひなたぼっここもれび(認知症対応型通所介護)    甲賀市甲南町葛木398番地 
 開催日時     令和4年11月15日 15:20 ~ 16:20 
 開催場所     葛木公民館
  出席者     家族代表   葛木区民生委員     葛木区区長  甲南地域包括支援センター
                  事業者  理事長・管理者・事務長

  1 法人の運営状況 
 平成14年4月に設立し、本年、20周年を迎えました。今後の安定的な事業継続のためにも管理職員の若返りを図る必要性を感じ、10月、「ひなたぼっこかつらぎ」の管理者を北山から田村マコに交代させていただきました。合わせて、これからの新たなニーズにお応えしていくために、法人の理念を改めることとしました。新しい理念は「いつまでも現役、いつまでも主役としてその人らしい、いきいきとした暮らしを応援します。住み慣れたところで、暮らし続けられるように自然体でさりげない支えをめざします。」です。これまで積みあげてきた土台をしっかり引き継ぎ、多様化する高齢化社会の期待に応えるべく職員一同頑張ってまいります。引き続きご支援いただきますようよろしくお願いいたします。 
 法人全体としては、昨年度大きく落ち込んだ介護収入は一昨年と同程度まで回復してきています。各事業所の運営状況としては、「ひなたぼっこつちやま」「ひなたぼっこ げんき」の利用者が順調に増えています。昨年6月にアル・プラザ水口内に移転した「ひなたぼっこ げんき」では、要支援の方を対象とした緩和型デイサービスと要介護の方を対象とした地域密着型デイサービスを実施していますが、要支援の方の利用が圧倒的に多く、10月より要支援枠を拡大することとしました。一方「ひなたぼっここもれび」では利用者減少が続いています。
 相変わらず介護職員の不足が深刻です。8月に1名採用できましたが、9月に1名、10月に2名の退職者がありました。11月から法人としては初めて、派遣職員の採用を決定しました。コストをかけて、派遣や人材紹介業者に頼らなければ人材確保が難しい時代になってきています。厚生労働省の試算では、2025年には32万人、2040年には69万人の介護職員が不足するとされており、今後ますます職員の確保が困難となり、このことが事業を継続していくうえでの最大の課題となると思われます。
 「ひなたぼっこかつらぎ」「ひなたぼっここもれび」の活動状況としては、「かつらぎ」ではようやく利用者数が戻ってきました。昨年は1年間で6人だった新規契約が今年に入ってからはすでに22人となっています。コロナ感染症に対する利用控えがそろそろ解消してきているのかと感じています。11月1日時点での登録人数は46人です。平均介護度は1.93です。 「こもれび」では利用者の減少が深刻です。11月1日時点での登録人数は10人です。平均介護度は2.4です。
 「こもれび」ではじりじりと利用者が減り続けています。 新規のご利用者が増えず、介護収入は一昨年の半分程度にまで落ち込む厳しい状況となっております。今年の新規登録者は6人、昨年は2人、一昨年は6人という状況です。 職員不足もあり、10月から金・土曜日を休業し、営業日を縮小しています。  介護報酬においては、10月から新たに介護職員等ベースアップ等支援加算が新設されました。介護職員の賃金改善を目的として設けられたもので、「ひなたぼっこ」でもこれを算定させていただくこととしました。  介護職員の処遇を改善する目的の加算には他に、介護職員処遇改善加算、介護職員特定処遇改善加算があり、利用者様にとって負担が増える、利用料金がわかりにくいということに加えて、事業者にとっても事務作業が増えるといった問題が生じています。 
「かつらぎ」は平成17年に開設しましたが、民家を改修した施設で、何度か改修を重ねていますが、設備の老朽化が進んできています。かつらぎの浴室のリフトが使用できない状態です。また、「こもれび」においても、開設10年を迎え、トイレや電化製品の更新が必要となってきています。 
  
2 今後の取り組み 
法人全体の課題として、引き続き職員の確保が最重要課題です。今回初めて派遣を採用しましたが、可能な限り直接雇用をしたいと考えています。ボランティアの方も不足しています。 毎年行われる最低賃金引上げや介護職員の不足に伴う人件費の高騰、採用コストの増大、コロナ感染症対策費用、ガソリンなどの諸物価が高騰しているにもかかわらず、介護報酬は3年間変更されず、経営状況は厳しくなる一方です。前回でも取り上げさせていただきましたが、認知症対応型通所介護(ひなたぼっここもれび)は利用者様の減少が続いています。不本意ではありますが、廃業という選択肢も含めて検討を始めています。 「ひなたぼっこ」では、9月8日から9月30日にかけて、利用者様・ご家族様にアンケート調査を行いました。各事業所ともに概ね好意的なご意見が多く、ありがたく思っております。いただいた貴重なご意見を今後のサービス向上につなげていきたいと思います。 

3 意見交換 
・コロナ感染が再拡大しており、12月に開催予定の地域の活動(いきいきサロン)ができない。高齢者が外出できない状況になってきている。 
・12月11日、葛木区の防災訓練を実施予定。スモークハウスによる煙体験、消火訓練を予定している。 
・12月4日~1月28日 葛木神社でイルミネーション実施。 
・区内の路面標示の整備、グリーンベルトの設置を市に要望している。通学路において、危険な交差点等がある。  
・11月25日、ひなたぼっこの防災訓練を実施予定。防災士によるお話し、防災備品のチェック等を行う予定、地域の方々もご参加くださればありがたい。 ・コロナ感染拡大しているが、インフルエンザの流行も懸念されている。予防対策をお願いします。 
・ボランティアさん、候補者があれば紹介する。 
・歩けない状態の母親を週3日、面倒見てもらってとてもありがたい。 
・保険証がマイナンバーカードの変わるという動きが報じられている。情報が伝わらず一人暮らしの高齢者が取り残される。デイサービスの中で、世間話しとして、こうした情報を提供してあげて欲しい。 
・「こもれび」が廃業すると、もう一度営業するということはできないのか?
   → ケアマネージャーの選択肢の中に無い。単価が高いという理由で敬遠されてしまう。認知症対応型デイサービスの存在価値が求められていないと考えている。 

「次回の運営推進会議」は 令和5年5月16日(火) 13時30から実施予定。



特定非営利活動法人
ほのぼのセンター ひなたぼっこ
〒520-3321
滋賀県甲賀市甲南町葛木397番地
TEL.0748-86-8875
FAX.0748-86-8876

 
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