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情報公開

運営推進会議

ひなたぼっこつちやま(第8回 令和4年11月11日)
第8回運営推進会議

 事業者        特定非営利活動法人ほのぼのセンターひなたぼっこ 
 事業所        ひなたぼっこつちやま(認知症対応型通所介護)    甲賀市土山町北土山1553番地 2
 開催日時     令和4年11月11日 13:30 ~ 14:20 
 開催場所     土山中央公民館 2階会議室
 出席者      家族代表   ご近所  知見者     土山地域包括支援センター
                  事業者  理事長・管理者・事務長
 欠 席    地域代表(北中区区長)

  1 法人の運営状況 
 平成14年4月に設立し、本年、20周年を迎えました。これを機に、これからの新たなニーズにお応えしていくために、法人の理念を改めることとしました。新しい理念は「いつまでも現役、いつまでも主役としてその人らしい、いきいきとした暮らしを応援します。住み慣れたところで、暮らし続けられるように自然体でさりげない支えをめざします。」です。これまで積みあげてきた土台をしっかり引き継ぎ、多様化する高齢化社会の期待に応えるべく職員一同頑張ってまいります。引き続きご支援いただきますようよろしくお願いいたします。 
 法人全体としては、昨年度大きく落ち込んだ介護収入は一昨年と同程度まで回復してきています。各事業所の運営状況としては、「ひなたぼっこつちやま」「ひなたぼっこ げんき」の利用者が順調に増えています。昨年6月にアル・プラザ水口内に移転した「ひなたぼっこ げんき」では、要支援の方を対象とした緩和型デイサービスと要介護の方を対象とした地域密着型デイサービスを実施していますが、要支援の方の利用が圧倒的に多く、10月より要支援枠を拡大することとしました。一方「ひなたぼっここもれび」では利用者減少が続いています。
 相変わらず介護職員の不足が深刻です。8月に1名採用できましたが、9月に1名、10月に2名の退職者がありました。11月から法人としては初めて、派遣職員の採用を決定しました。コストをかけて、派遣や人材紹介業者に頼らなければ人材確保が難しい時代になってきています。厚生労働省の試算では、2025年には32万人、2040年には69万人の介護職員が不足するとされており、今後ますます職員の確保が困難となり、このことが事業を継続していくうえでの最大の課題となると思われます。
 「ひなたぼっこつちやま」は、平成29年7月の開業より丸5年が過ぎ、開業時は週2日の営業でしたが、現在は月曜日から土曜日の6日間の営業となり、順調に成長させていただいております。利用者数、介護収入も着実に増えています。現有職員のままでは対応できないため、新たなご利用をお断りするケースも出てきています。「つちやま」においても職員は不足していますが、看護師やボランティアさんの力を借りながらやりくりしています。新たなボランティアとしてお手伝いいただける方がおられましたらぜひともご紹介ください。 
  
ひなたぼっこつちやまの料金について
ひなたぼっこつちやまの料金は、介護保険によって定められています。介護保険では介護報酬額の他、設備・人員の配置基準等が細かく定められており、このルールに基づいてひなたぼっこは運営しています。
介護度によって異なる基本部分の単位数に加算単位を加え、その合計に地域による加算率(地域加算)を乗じた金額となります。利用者様はその金額の1割から3割を一部負担金としてお支払いいただくことになります。
要介護1の方が週1回、入浴も含めて利用された場合、保険対象分の総額は50,956円となり、一割負担の場合5,099円をご負担いただくこととなります。介護保険は原則3年に1度改定が行われますが、介護職員の賃金改善を目的として「介護職員等ベースアップ等支援加算」が本年10月1日から介新設されました。国は、介護給付費の抑制を図るため、新たな加算を作ったり、再編したりしてルールがどんどん複雑になってきています。
小規模のデイサービスにとっては減収となる改定が繰り返されています。
 
2 今後の取り組み 
法人全体の課題として、引き続き職員の確保が最重要課題です。今回初めて派遣を採用しましたが、可能な限り直接雇用をしたいと考えています。「ひなたぼっこ」では、9月8日から9月30日にかけて、利用者様・ご家族様にアンケート調査を行いました。各事業所ともに概ね好意的なご意見が多く、ありがたく思っております。いただいた貴重なご意見を今後のサービス向上につなげていきたいと思います。 

3 意見交換 
・近頃は高齢者を家族は家で見るよりも施設に入れることを選択されることが多い。また、認知症デイは料金が高いことから、ケアマネージャーからも敬遠されるため、今後の利用者増が望めない。甲南町では、他の施設も多くあり、「こもれび」の経営は厳しい。
・最近は入所施設が増えており、以前なら1年待ちといわれていたのが、2~3ヶ月で入所されるケースも出てきている。
・土山には小規模のデイサービスが無いため、「ひなたぼこつちやま」の存在は非常に助かっている。もう少し増やして欲しいと考えている。土山在住の利用者が「こもれび」を利用できるよう送迎範囲を拡大できないか。
     →  職員不足の現状では難しい。職員採用時にも送迎業務を敬遠される事が非常に多い現実がある。
・認知症対応型デイサービス、地域密着型デイサービスと通常のデイサービスの違いは何か?
     →  認知症対応型は個別対応を行う。地域密着型と通常型は単純に定員数の違いで区分される。定員18人以下は地域密着型、19人以上は通常型となる。
・介護度が進んでも、介護の質を保とうとすると、余計にマンパワーが必要になる。
・家族として、デイサービスの様子が本人から聞くことができないので、写真付きの連絡帳がとてもありがたい。
・土山に「ひなたぼっこ げんき」のような介護予防に取り組む施設が欲しい。
     →  送迎がネックとなりサービスを利用できない方に対して、事業者だけで対応していくことは困難なため、行政の協力もお願いしたい。地域の公民館などでの体操教室など出前サービスも考えていきたい。
・利用回数を増やして欲しいという要望に応えられない現状である。「ひなたぼっこつちやま」においては、現在のところ、入所を希望されておられる方もなく、みなさんげんきに過ごしていただいている。利用者様同士で制作活動を協力しあいながらされたりして、過ごしてくださっている。

「次回の運営推進会議」は 令和5年5月12日(金) 13時30から実施予定。
特定非営利活動法人
ほのぼのセンター ひなたぼっこ
〒520-3321
滋賀県甲賀市甲南町葛木397番地
TEL.0748-86-8875
FAX.0748-86-8876

 
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